流星ワゴン
2020年4月29日
皆様こんにちは
北村です。
今回は
「流星ワゴン」 重松清著 講談社文庫 発行 という本をご紹介いたします。
死んでもいいかなあ~ もう・・・・・・・・
38歳秋 その夜、僕は、5年前に交通事故死した父子の乗る不思議なワゴンに拾われた。
そして――― 自分と同じ歳の父親に出会った。
時空を超えてワゴンがめぐる。
人生の岐路になった場所への旅。
やり直しは、叶えられるのか――――
☆ ステイホームにより自宅で過ごす時間が多くなっているこの頃です。
この本は、大切な家族のことについて、思いを馳せることができる素敵な物語です。
仏教の「法華経」のなかでは、仏の教えをよく蓮華の花に例えられています。
泥沼の中に咲く「蓮の花」はこの世のものとは思われない輝きがあるとも言われています。
「どのような環境にあっても自分なりの一輪の花を咲かせる」
―――そんな勇気をいただける親子の物語です。
※本文より
僕は最後の最後でようやく親孝行ができたのかもしれない
「親子って、なんで同い歳になれないんだろうね」
「はあ?」
「どんなに仲の悪い親子でも、同い歳で出会えたら、絶対友だちになれるのにね」
「・・・・アホか、それができんのが親子なんじゃろうが」
「でも、僕と父さんは会えたよ」
「こげなこと、 奇跡いうか、 魔法なんじゃ・・・・・」