「粗にして野だが卑ではない」
2020年4月22日
皆様こんにちは 北村です。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
コロナウイルスの影響で大変厳しい状況におかれている方も数多くいらっしゃるのではないかと思います。
私も自宅で仕事をすることが多くなっているこの頃です。
こんな時期だからこそより多くの本が読めるのではないかとプラス思考で考えてゆきたいと思っています。
今回は
「粗にして野だが卑ではない」 城山三郎著 文春文庫発行
という書籍をご紹介いたします。
三井物産に35年在職し、華々しい業績をあげた後、78歳で財界人から初めて国鉄総裁になった
ヤング・ソルジャー「石田禮助」
明治人の一徹さと30年に及ぶ海外生活で培われた合理主義から
「卑ではない」ほんものの人間の堂々たる人生を描いた ロングベストセラー
※大手商社を退職後 78歳にして国鉄総裁に就任。
自らの命を公けのために使い、人間としての使命感と生きざまを描いた
感動のノンフィクション小説です。
ビジネスに生きる人にとっては是非読んでおきたい、お勧めの1冊です。
本文より
「風の向きによって、ときに夜汽車の響きが寝室までとどくことがある。
深夜である。万物が平穏なひとときをひたすら貪っている時刻に、
なお起きていて職務に励む人のあることを思うと、厳粛な気持ちにならざるを得ない。
神よ願わくば安全を守り給え と祈る気持ちになる」