シラスそとん壁
2018年5月31日
皆様こんにちは 北村です。
今回は住宅の外装材
自然素材100%の壁材「スーパーシラス・そとん壁W」をご紹介します。
この壁材はSEISHIN建築設計でも推奨している壁材なのですが、
太古の昔、南九州の火山噴火によってできた「シラス」を主原料にしています。
その主な特徴をあげてみますと
1・防水性+透湿性
「そとん壁W」は上塗材と下塗材の二重構造となっていて
下塗材は水蒸気は通しても雨水は通さないという優れた防水性を持ち、
上塗材はシラスの持つ多孔質構造によってもたらされる、優れた透湿性を持っています。
2・断熱性
シラス壁の熱伝導率(熱を通す性質)はモルタル壁の6分の1、
多孔質のシラス粒子内部に空気を取り込み、断熱層を形成するため外気の温度を
建物内に伝えにくく、冷暖房の効率がアップ。また、遮音性にも優れています。
3・高いデザイン性+長寿命
シラス独特の風合いと質感に富んだデザイン性の高い外観をつくってくれます。
サイディングなどの人口建材では決して真似できないダイナミックな本物の
質感が建物を品格を高めてくれます。
更に、シラスは無機質の天然セラミック素材であり、顔料は天然石を使用しているので
紫外線や風雨による褪色、劣化がおきにくいことが特徴です。
★ 先日、築20年を経過したお宅の「そとん壁」を見る機会があり、
こちらの写真が20年を経過したものです。
ほとんど褪色、劣化が見られず綺麗な色合いを保っていました。
また、シラスは古代ローマ帝国の建造物にも使われていたとも言われていて
2000以上経っても強度を保っているローマンコンクリートの原料にも使用
されていたという説もあるそうです。