その時までサヨナラ
2018年5月8日
こんにちは 北村です。
5月も はや第二週目となり、新緑のまぶしい季節になってきました。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
ゴールデンウィークも終わり、充電完了ということで
これから、夏に向かってますます頑張ってゆきたいと思います。
今回は
「その時までサヨナラ」 山田悠介 著 河出文庫発行
という書籍をご紹介させていただきます。
★ あらすじ
別居中の妻と息子が列車事故に遭遇した。
すご腕編集者の悟(さとし)は仕事のことしか頭になく、
奇蹟的に生還した息子の裕太を義理の両親に引き取らせようとする。
ところが亡き妻の友人・春子の登場で悟のなかで何かが変わり始めた。
彼女(春子)は何者なのか。
そして事故現場から見つかった結婚指輪に妻が託した想いとは・・・・・
この本は 今、若い世代の読者に圧倒的支持を集める注目の作家。
ミリオンセラー小説 「リアル鬼ごっこ」の作者でもある
「山田悠介」さん のベストセラー の文庫版です。
主人公の悟は仕事一筋の人生を生きていましたが、
事故による妻との死別、仕事での挫折、などを通して、自分の内面と向き合い、
徐々に人として大切なものを取り戻してゆきます。
特に、子を持つ親として、身につまされるシーンがぎっしり詰まっていて
とても読みごたえがあり、涙なしでは読むことができない、感動の物語です。
新しい切り口から 「山田悠介ワールド」 を満喫できる おすすめの一冊です。
★ 本文より
「あなたは会社に裏切られたと言いました。だったらもういいじゃないですか。
家庭のことを考える時期に来たということです。 そう考えればいいんですよ・・・・・・ 」