ラテに感謝
2016年11月13日
座間市で新築住宅をご検討の方はSEISHIN建築設計へ
皆様こんにちは 北村です。
朝晩冷える日が多くなり、暖房が恋しい季節になりましたね。
少し遅いとおもいますが、11月は読書の秋。
良い本との出会いは人生にとってとても貴重な財産になることもあります。
今回は私がお薦めの1冊をご紹介します。
「ラテに感謝」 マイケル・ゲイツギル著 ダイヤモンド社 発行
この本は白人のアメリカ人著者が経験した、栄光から転落、そして再起をかけて
立ちあがっていく感動のノンフィクション小説です。
ニューヨークに住むエリートビジネスマンが成功の頂点から転落し、
生まれや、育ちが全く異なるアフリカ系アメリカ人女性と偶然出会い、
「人生で大切なものは何か」ということを経験していく感動のストーリーです。
本文より
わたしは、一体、なにを考えているのだろう。これまでの人生が全て嘘だったとは
思いたくない。しかし、たとえ小さなアパートメントに暮らしていても、
今の生活に安らぎを感じるのは事実だ。
働き、自分の暮らしを支えていることにも誇りをもっていた。
しかし、さっぱりわからない。
この歳になって、ようやく24歳の人たちと同じことができるようになっただけではないか。
それなのになぜこんなにも幸せなのだろう。
もう一度、胸に手を当てた。こんなふうに静かな愛と平和と幸せを感じたことはなかった。
私は過ちによって、多くを失った。しかし、そのおかげで、眠りをむさぼっていた繭から
抜けだすことができたのだろう。 外の世界はこんなにも活気と光に満ちている。
ニューヨーク育ちのわたしは、よくこう言われた。「人の目を見るな」と
人種や階級や育ちが違う人のほうには目を向けないようにさえしていた。
視野を狭め、自分と同種の人間しか見ないようにしていたのだ。
クリスタルから電話をもらってそれに飛びついてから、少しずつ目が開き、
彼女が私に敬意を持って接してくれているのに気づいた。
スターバックスでの勤務を終えて家に帰る途中、静かな夜空を見上げ、
星を仰ぎ、幸せな気持ちに満たされているのを感じた。
私は60歳を過ぎていた。
それまでは自分の心の声を聞いたことがなかった。
家族や友人の大きな期待、形に見える成功だけを重んじる無数の広告のせいで、
それはかき消されてしまっていた。
しかし遅ればせながら、
自分の心を信じることが、本当の幸せをつかむ唯一の方法だと知った。
人からサインを求められたときは、私はいつもこう書いている。
「あなた自身が愛することができる人生を送れますように・・・・・・・・・」