木の暖かさについて
2016年10月25日
こんにちは
北村です。
今回は「木の暖かさに」ついてお伝えします。
住宅の床板に無垢の木を使うと暖かいと言われています。
このことを理論的に考えてみます。
例えば、床板として タイル、一般的なフローリング、無垢の杉板
の3つを比べてみます。
床の素材が同じ温度に設定されているとすると、
短時間では、体が感じる体感温度は変わらないのですが、
時間が経つにつれて、体に感じる体感温度は変わってきます。
その理由はタイルなどの場合は足の皮膚から体温が多く奪われるからなのです。
素材にはそれぞれ熱伝導率というのもがあって、タイルなどの素材は熱伝導率が
大きく、熱が伝わりやすい物質となります。
それに対して木材は熱伝導率が小さく、熱が伝わりにくい物質となります。
また、同じ木材であっても合板系のフローリングに比べて、
杉などの無垢の床材は 素材の密度が小さく、熱が伝わりにくい素材となります。
そのため、足の体温が奪われにくく、体感温度は暖かいということになります。
リビングなど、長く過ごす部屋の床板には無垢の床板を是非使用していただきたいと思います。